PCメンテナンス知識6

今回も引き続きPCメンテナンス知識のことについて紹介します!

 

1時限目の課題

(1)電子メールでの宛先の種類

電子メールとはそもそも何か?

通信ネットワークを介してコンピュータなどの機器の間で文字を中心とするメッセージを送受信するシステム。

例えばインターネットの初期からある通信手段であり、UUCPやSMTPなどのプロトコルを介して、メールを相手サーバに届けられる。電気的な信号で送受信を行うのでかかる時間は数分程度。

電子メールの種類

1TO(宛先)・・受取人のメールアドレス

Bcc・CC・・Ccはカーボンコピーの受取人、Bccはブラインドカーボンコピーの受取人のメールアドレス

3Date・・送信者が送信を行った日時

4From・・著者のメールアドレス

5In-Reply-To・・返信元メールなどのMessage-IDの値の一覧

6Message-ID・・メール一通一通に付加された固有の番号

7Received・・このメールが届くまでに経由したメール転送エージェント(IPアドレス)および経由した日時

8Reply-To・・送信者が返信先として希望するメールアドレス

9Return-Path・・SMTP通信で送信元として伝えられるメールアドレス

10Sender・・著者と送信者が同一、すなわちFromが単一のアドレスでSenderと同じ場合は使うべきではない

11Subject・・返信の場合はRe:、転送の場合はFw:が先頭に自動的に付加される場合が多い(#ReとFwを参照)

12X-FROM-DOMAIN・・送信者のドメイン

13X-IP・・送信者のグローバルIPアドレス

14X-Mailer・・メールクライアントの種別

15X-Priority・・送信者が指定した重要度

(2)電子メールのマナー

手軽なコミュニケーション手段として広く普及した。しかしそれだけでなく、同時に複数人に対して瞬時に世界中に送ることができ、相手の都合を邪魔せず、ファイルなどのデータも添付して送ることができるというメールの特徴によって一般企業なども積極的に利用しています。

このように、もはや手紙やはがきに取って代わる通信手段となったメールですが、文字だけの内容であることから、時に、思わぬ誤解をされたり、相手にとって迷惑となってしまったりする例も見受けられる。

メールのマナーは、社会人として身につけるべき一般常識である。

2時限目の課題

(3)共有パソコン使用時の注意点

○ 熱には注意!
パソコンは使用中、熱を発生させます。
特にパソコンの頭脳である「CPU」というパーツは、かなりの高熱になります。
そこで風を送ったり、熱を逃がしたり、様々な方法で冷却を行っているのですが、十分に冷却できない状態で長時間使っていると、パソコンが熱にやられておかしくなることがあります。
これを「熱暴走」と呼びます。
特に夏は注意です。
冷房のない、熱気に満ちた部屋でずっと使っていると、パソコンの内部はどんどん高熱になっていきます。
直射日光が当たる場所に置くのも厳禁です。
冬場、ヒーターやストーブの近くに置くのも避けて下さい。
多くのパソコンはケースに冷却用のファン(扇風機)が付いていますが、高温になるとこれが勢いよく回るため、騒音の原因にもなります。
どちらかと言うとデスクトップパソコンより、ノートパソコンの方が熱に弱い。
本体が大きいほど中の風通し(エアフロー)が良く、大型のファンを用意できるため、冷却しやすくなる。
しかしノートパソコンは中がギュウギュウ詰めで熱が逃げにくく、大きなファンも用意できない。
いずれにせよ、高温が不調の原因になることは覚えておく。
近年のパソコンはそう簡単に熱暴走しませんが、それでも暑い部屋でずっと使っていれば、いずれ高温の警告が出て来ます。
もし高熱になっても、あわてて氷で冷やしたりはしないように。
あまりに急激な温度変化は、内部に電気製品の大敵である「結露」を発生させてしまう。
使用を中断し、徐々に冷やすようにする。

パソコン使用時の注意点とおかしい時の対処法

(4)HDD等メディア廃棄時の注意点

パソコン用ハードディスク(HDD)を廃棄処分する方法4つ
実際に処分するにはどうしたらよいか?パソコンから抜き出したハードディスクはリサイクル法には触れません。上記のとおり中のデータを消去してから処分します。

自治体に依頼する

自治体に連絡をしてハードディスクの処分法について尋ねてみます。小型家電回収ボックスに入れると無料で回収してくれます。図書館、公民館、区民センターなどにせっちしていますが、場所が限られています。またそのほかには地域の回収業者を紹介されるか、自治体管轄のリサイクルセンターを紹介されます。回収だけでしたら土曜日も開いていると思われます。
ハードディスクの場合、消去していることが一番の条件です。ですが、しているか、していないかにかかわらず引き取ってもらえないこともあります。例えばリサイクルボックスに入れておいたとしても何者かに持って行かれたら責任を負いかねないのでできるだけ、人手に渡せるような方法を選んだほうがよい。

②新しく買ったパソコン販売店へ依頼する

新しくパソコンを買い替えるときに古くなったハードディスクも引き取ってもらえます。その時にデータ消去の依頼もしてみます。消去の料金は無料です。また、パソコンの下取りをお願いする場合は、データ消去の有無も質問されますからやってもらえるように依頼します。
殆どの販売店では引き取ってもらえますし、消去も依頼すればやってくれます。また、下取りをしてくれるお店もあり、かなり破損していたり古かったりしない限りは引き取ってくれます。ただし、あまり金額には期待しないほうがよさそうです。

③リサイクル業者へ売却する

あまり金額にこだわらなければリサイクルショップへ売却できます。売却をするには身分証明書なども必要になります。壊れている、古すぎる機種の場合は買い取ってもらえないこともあります。あらかじめ電話などで問い合わせをしてから来店するとよいでしょう。
リサイクルショップなどネットで調べて見つける場合注意が必要です。HPの会社概要と店舗の所在確認、電話番号の確認、固定電話の確認をします。

④不用品回収業者に依頼する

一番安全で一番楽な方法です。HPで検索をして申し込みをすることもできます。できるだけ近いところに依頼をすれば出張料の他に交通費などのサービス料金が含まれているので安くなります。ほとんどの業者さんが出張で来てくれます。こちらから出向くこともないのでとても楽で安心です。
業者さんには3つのパターンがあります。内容的には、社員が自宅まで出向き作業を行っている出張回収とこちらから送って代金を支払う宅配回収があります。宅配回収では箱などは先方からいただけます。また、持ち込み回収も行っているところもあるので、近所を確認して尋ねるのもいいでしょう。
また、電化製品回収業者なのでパソコン本体のまま回収ができて、しかもハードディスクの内容もすべて消去してくれるのでとても助かります。データ消去は物理的破損法(本体を壊す)と、倫理的消去法(破損をしないでデーターのみ完全消去させる)のどちらでもできる。

3時限目の課題

(5)マルウェアの種類

ウイルス:コンピューターウイルスとは、簡単に言うと自己複製するプログラムコードで、気付かないうちに既存プログラムの上にインストールされます。感染対象の種類、感染先を選ぶ手法、攻撃に使われるテクニックによって、さらに細かく分類されます。

ワーム:ワームは自己を複製するプログラムであるため、ウイルスの一種と考えられています。ウイルスと異なるのは、既存のファイルに感染するのではなく、感染先のコンピューターへ直接、「自立した」コードとしてインストールされる点である。

トロイの木馬:ウイルスやワームとは対照的に、トロイの木馬は複製型のプログラムではありません。無害な正規のプログラムのふりをしつつ、実際は有害な動作をするように設計されたプログラムです。ギリシャ神話で有名な「トロイの木馬」と同じ働きをすることから、この名前が付けられました。自己複製しないため、自分だけで拡散することはありません。しかし、インターネットの利用範囲が広がっているため、広まりやすくなっています。また最近では「バックドア型」(感染したコンピューターをリモートから管理しようとするもの)や「ダウンローダー型」(悪意のあるコードをインストールするもの)など、さまざまな形式のものが生まれています。

ランサムウェアランサムウェアとは、被害者からお金を巻き上げることを目的としたマルウェアです。ポップアップ広告や、フィッシングリンク、悪意あるWebサイトなどの形で人々の目の前に現れます。

ルートキットルートキットは、感染先での存在や活動がユーザーやセキュリティソフトウェアに気付かれないように、特別に設計されたマルウェアです。

バックドア(RAT):バックドア(またの名をRemote Administration Tool)とは、ユーザーに気付かれずにコンピューターシステムへアクセスできるようにするアプリケーションです。

ダウンローダー:これはサイズの小さなコードで、実行可能ファイルや、攻撃者のサーバーから被害者のコンピューターに命令を出して好きなタスクを実行させるファイルを、ひそかにダウンロードします。

(6)インターネットでのトラブル事例

アクセスしただけで登録されてしまうサイトに注意する。
パソコンや携帯電話に届いたメールに書かれているサイトのアドレスや、ホームページの広告をクリックし、アダルトサイトや出会い系サイトにアクセスした際に、「入場する」、「入り口」、「はい」等の表示をクリックしところ会員登録され、料金の請求を受けたといった、いわゆる「ワンクリック料金請求」に関するトラブルが増えている。

ワンクリック料金請求の仕組み
パソコンの場合

広告メールに書かれたサイトのアドレスやホームページの広告をクリックし、アダルトサイトや出会い系サイトと思われるページが表示され、「入場する」、「入り口」、「はい」等の表示をクリックすると下記のような表示がされます。(場合によっては写真などをクリックしただけでも同様の表示がされる場合があります。)

携帯電話の場合

Eメールやショートメール等に書かれていたアドレスやホームページの広告をクリックし、そのサイトで表示される「はい」、「いいえ」などの表示をクリックすると、下記のような表示がされます。

www.police.pref.kanagawa.jp